”穴殺人@ダークでホラーな漫画ガイド”はウェブ配信でヒットした「穴殺人」など、ホラーコミックを紹介しています。
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スリル&サスペンス、そしてエロス。穴殺人にはいろいろなエッセンスが詰まってる。
青年コミックならではの欲張りな漫画・穴殺人。グロテスクな物語なので好き嫌いは分かれるところだけど、リアル系の絵柄でないためか、あまり残酷な雰囲気はない。
むしろ淡々と殺害を繰り返す宮市莉央に魅力を感じてしまったりする。
人の一生はなかなか思い通りにゆかないというあきらめが凡人の常。ところが莉央は自分の欲望のまま、他人の生命を奪ってゆく。
■ 穴殺人 3巻・あらすじ
警察内で起こった事件の憂さ晴らしに、莉央と越朗は遊園地で遊ぶ。
そして二人が出会ったのは、山際春子。
春子は、莉央により殺害された山際の実の妹だった。
内心、狼狽する越朗をよそに、大胆にも「お兄さんのこと教えてあげるから私の部屋でいいことしよ?」と春子にさそいの言葉をかける莉央。
ところがこの春子、スピリチュアル系の能力者だったのだ!
女子高生ながら、占いやカウンセリングを手掛けているという。
そして呼び出した、越朗に・・・
「み、見えました・・・黒須さんが、兄と一緒に車のトランクに入っている様子が!」
「○×△!!!」
焦った越朗は、狼狽を隠し春子を後に、ひとまずその場を去るが────
■ 穴殺人 3巻・レビュー
莉央のイカレっぷりは相変わらず、殺人を繰り返すごとにますます大胆になってゆくが、犯罪者ってこんなものかもしれない。
もともと、莉央の殺人は自分に害意を持った人間を対象にしていたところ、徐々に様変わりし、保身と快楽のためとなりつつある。
越朗はそんな彼女に引きずられるように共犯者───というより、殺意の共有者?───となり果てて・・・
なんともやるせない展開だが、猟奇殺人、しかもシリアルキラーがまともなわけもない。
それにしても莉央。清楚なビジュアルに、容赦ない行動力、すごい女だ。
こんな女性が身の回りにいない──と思う──ことに感謝しておこう。w
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