”穴殺人@ダークでホラーな漫画ガイド”はウェブ配信でヒットした「穴殺人」など、ホラーコミックを紹介しています。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
スリル&サスペンス、そしてエロス。穴殺人にはいろいろなエッセンスが詰まってる。
青年コミックならではの欲張りな漫画・穴殺人。グロテスクな物語なので好き嫌いは分かれるところだけど、リアル系の絵柄でないためか、あまり残酷な雰囲気はない。
むしろ淡々と殺害を繰り返す宮市莉央に魅力を感じてしまったりする。
人の一生はなかなか思い通りにゆかないというあきらめが凡人の常。ところが莉央は自分の欲望のまま、他人の生命を奪ってゆく。
■ 穴殺人 3巻・あらすじ
警察内で起こった事件の憂さ晴らしに、莉央と越朗は遊園地で遊ぶ。
そして二人が出会ったのは、山際春子。
春子は、莉央により殺害された山際の実の妹だった。
内心、狼狽する越朗をよそに、大胆にも「お兄さんのこと教えてあげるから私の部屋でいいことしよ?」と春子にさそいの言葉をかける莉央。
ところがこの春子、スピリチュアル系の能力者だったのだ!
女子高生ながら、占いやカウンセリングを手掛けているという。
そして呼び出した、越朗に・・・
「み、見えました・・・黒須さんが、兄と一緒に車のトランクに入っている様子が!」
「○×△!!!」
焦った越朗は、狼狽を隠し春子を後に、ひとまずその場を去るが────
■ 穴殺人 3巻・レビュー
莉央のイカレっぷりは相変わらず、殺人を繰り返すごとにますます大胆になってゆくが、犯罪者ってこんなものかもしれない。
もともと、莉央の殺人は自分に害意を持った人間を対象にしていたところ、徐々に様変わりし、保身と快楽のためとなりつつある。
越朗はそんな彼女に引きずられるように共犯者───というより、殺意の共有者?───となり果てて・・・
なんともやるせない展開だが、猟奇殺人、しかもシリアルキラーがまともなわけもない。
それにしても莉央。清楚なビジュアルに、容赦ない行動力、すごい女だ。
こんな女性が身の回りにいない──と思う──ことに感謝しておこう。w
見開きが色っぽい裸村によるサスペンススリラー・穴殺人、2巻。
黒須のひきこもりの原因となった警官の職質にはいろいろ言いたいことがある。本当に警官の職質はイヤなものだ。「ご協力ありがとうございました」って、事実上、強制だしねアレ。
しかも職質する相手はどうみても無害そうなヤツばかり。かくいう管理人も仕事あがりに何度も職質されている。
鏡をみてもそこには弱そうでさえない男の顔があるだけのこと。こんな男を捕まえて、根掘り葉掘りって、税金の無駄遣いでしかない。
警官全員が無能なわけではないだろうが、あらかたの「おまわりさん」はデクノボーではなかろうか。日本の犯罪検挙率はかつて世界一を誇ったが、今では目も当てれらない状態だというのもうなづける。
昨日も気弱そうな高校生が捕まっていたが、たぶん低偏差値の学校だというだけの理由での嫌がらせか気晴らしだろう。警官の暇つぶしに付き合わされる彼が気の毒だった。
今回の穴殺人では女性刑事が登場する。ハーフっぽいお茶目な刑事さん。そいういえば女性警官の職質は経験ないなー。
■ 穴殺人 2巻・あらすじ(ネタバレあり)
宮市莉央と知り合って、黒須の日常は確実に変わった。生活のクオリティは同じでも、触れる空気、見える景色、すべてが変わってしまったのだ。
莉央と一緒の食事、莉央と肩をならべて歩く街。そして・・・
莉央の殺人におつきあい!!
善良そのものの黒須には一つ、苦手なものがあった。
それは警官。気弱な彼はPと出くわすたびに緊張し、その様子が不審者に見えてしまうのだ。
黒須の恋人はリアルキラー、隣室は毎度殺害現場。そして今、目の前に警官が・・・
ハーフぽいその女性刑事はお茶目な雰囲気をまといつつ、核心に迫る!
そしてもう一人の女殺人者の存在、莉央はどんな行動に出るのか!?
■ 穴殺人 2巻・レビュー
黒須の引きこもりの原因の一つに、警官の職質がある。
されたことのある人は多いはずだが、なんとかならないか日本のケーサツ。本来の仕事しなさいよ。自転車少年の足止め暇つぶしせず、ガイジンに職質したほうが有益だと思うけど?
不法就労、不法滞在いくらでもいる不良ガイジン。来日、在日を合算すれば100人に一人はガイジンの現状をしらないわけじゃなかろうに。
朝○人学校の日本人高校生狩りの被害経験のあるわたしは、警官が高校生を止めているたびにそう思う。職質する相手が間違っているよ。あいつら。
さておき。昨今、異常犯罪がニュースになることもたびたびである。かつてはめったに報道されなかったこの種の犯罪だが、まるで最近になって急増したかのような論調で語る「文化人」(バカの同義語だ)。
そして彼らは続けて口にする。「社会のひずみ」。本当にそうか?
異常な犯罪はもともとあったはず。単に人目につかなかっただけのことじゃないか?
人の本質はそんな簡単に変わるものじゃない。たしかに社会の雰囲気で犯罪は増減するだろうが、少なくとも日本人にとっての自由は「公共の福祉に反しないかぎり」でしかない。
それから、増える犯罪の原因は近年急増した日本人以外の連中であることもチェックすべき。
警視庁発表の訪日外国人犯罪の報告が毎年発表されるが、ナンバーワンは海を隔てたC国からの渡来人である。そしてB国、T国、V国、P国も常連だ。
これには在日外国人は含まれておらず、在日系犯罪のナンバーワンはやはり海を隔てた南北K国籍の連中。
知らなかったら警視庁のHPは要チェック。なにかあってからではもう遅い。
裸村(らーそん)作の穴殺人・一巻を読んでみた。内容が刺激的なので青年漫画のくくりかと思えば、少年漫画にカテゴライズされていた。・一昔前なら、確実に「悪書」扱いだと思うんだけど、昨今のオトナたちはこういうのにあまりうるさくないのかな・・・
「生きる」っていうのは「殺す」ことなんだよ・・・
ヒロインは美人のサイコパス。けれど、ただ「コロス」だけでなく、殺人になにやら意味を求めている様子。単なるアタマのおかしい快楽殺人者の話ではない。ヒロインは一種の美学みたいなものを持って、殺人を敢行。
それもあってか、格調高いわけでもないのに、横溝正史とか江戸川乱歩みたいな猟奇サスペンスのような雰囲気が漂っている。
■ 穴殺人 1巻・あらすじ(ネタバレあり)
とあるアパート、とある部屋、少年の住むその部屋には壁穴があった。それに気づいた少年は好奇心に負け、壁穴を拡げて隣室を覗き見る。
するとそこには・・・
うら若い女性のオナニー。せつなげな表情で、自らの股間をいじり、割れ目を指がせわしくなぞる。
ひとしきり身もだえたあと、絶頂を迎え、あとに残るのは荒い彼女の息遣い・・・
脱力し、しどけなくベッドに横たわう彼女は美しいひとだった。
二年にわたる予備校生活をドロップアウト、自らの生きる意味を見いだせずに自殺を試みた少年のカラダは気持ちに反して生きたがっていた。
そして隣室の美人の様子を覗くのは彼の生きる目的となったが、ある日、彼女がレイプされかかっている光景を目撃してしまう。
助けるべきか!?
だが、次の瞬間彼の見たものは、予想だにしなかった光景だった!?
縛り上げられ、下半身を裸にむかれ今しも犯されようとしていた彼女の逆襲。
カッターナイフが一閃!!強姦魔の頸動脈を切断!!血しぶきをあげて倒れる男を前に彼女は・・・
■ 穴殺人 1巻・レビュー
穴殺人のヒロインの大学院生・宮市莉央はきれいで優しいお姉さん。家庭的なところもあって親切でいい人・・・
ところが彼女、人には言えないヒミツがあった。それは、殺人嗜好。
第一話の強姦魔への逆襲はちょっと無理があるか?とも思えたが、作品自体のつかみは十分。優しい美女が実は殺人鬼。
彼女がふつうであるためには、殺人でバランスをとるしかない。しかも、殺されるのは美人の彼女を犯そうとする、もともと問題のある男ばかり。
彼女は殺人が心の負担にならない相手を選んで、凶行に及んでいる。ただし、用意周到に。冒頭の殺人も、実は彼女の罠にゲスな男がひっかかっただけということがわかるにつれ、物語の闇はさらに深くなっていく。
なにゆえ、彼女はシリアルキラーになったのか?
それは生きるためのバランス。彼女がふつうであるためには、殺人でバランスをとるしかない。しかも、殺されるのは美人の彼女を犯そうとする、もともと問題のある男ばかり。
死にたい元優等生(黒須)と、殺さずにはいられない現優等生(莉央)。奇妙なカップルだが、彼氏彼女は補完関係にある。
初めての恋人は殺人鬼・・・
ところで、莉央の料理の材料はなに?